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年報
採用情報

2015年医療実績

はじめに

当院は2005年5月の移転新規開院から12年目にはいりました。
開院当初からの信条に従い、毎年の医療実績と全部門の活動内容をホームページおよび1年がかりで企画編集し院内無料配布する箕面レデーィスクリニック年報でありのままに情報公開しています。特に、新しい命の誕生という家族史の重要な1ページを豊かに届けたい、そして産む時だけのクリニックにしたくないとの医療、事務、サービス各部門のスタッフの願いが詰まった診療や育児に役立つ年報での特集企画は好評でこのホームページでのダウンロードも可能です。
 少子化の波は我々にはどうすることもできません。しかし、その分、やみくもに数だけにとらわれることなく、当院の理念であるひととひとのつながりを第一にした分娩を提供していく良い機会とも考えています。さて、開院11年目(2015年5月から2016年4月まで)の手術・分娩・助産師外来などのデータを公開します。

(文責 小西 )

分娩統計

1. 分娩数

11年目である本年は1008件(双胎5件含む)でした。
今後も、“はじめに”で記しましたように、数ではなく安全かつひととひとのつながりを最優先した分娩がご提供できるよう職員一同精進してまいります。その結果の一端が後述する元来低い当院の帝王切開率のさらなる減少にも表れているかと思います。

  • 分娩数 グラフ1

  • 居住地域 グラフ2


妊婦さんの居住地域は箕面市が48%、池田市と豊中市を合わせると計39%でした。
今後も北摂地域を中心とした患者様の母子医療に貢献できるように頑張りたいと思います。
  • ご紹介患者数 グラフ3


初診時から当院に妊婦健診に来ていただいた方は 65.3%であり、19.9%の方が近隣の先生方からご紹介でした。
妊婦健診は妊婦さんのご希望により、ご紹介いただいた先生方の診療所で、そして夜間や休診日は当院にかかっていただいています。
ご紹介いただきました先生方のご期待を裏切らないよう頑張りたいと思います。
2. 分娩全体概要(1008分娩 (双胎5分娩含む) )
  年齢 出産回数
(今回含む)
分娩週数 児の出生体重
平均 32歳8か月 1.8 39週3日 3075g
最小 17歳 1 34週2日 1806g
最高 44歳 5 42週0日 4470g

3. 分娩時刻




じつに経膣分娩の43%が夜間に生まれます。夜間は皆様も大変ですが、我々も主治医として皆様のメモリアルかつ最も大事な一時になるべく立ち会えるよう頑張ります。
4. 児の性別



5. 初産婦と経産婦の比較

例年とほぼ同様の結果で、分娩週数は大きな違いはありませんが、分娩所要時間が初産婦さんの平均11.3hrに対し経産婦さんは6.3hrで短い結果でした。
初産婦さんの場合は外来での体重管理や運動などの指導を守られた方が比較的短い時間で産めていると思いますので頑張ってください。

  人数 年齢 分娩週数 平均体重 分娩所要時間(経膣分娩のみ)
初産婦 392 31歳4ヶ月 39週4日 3026g 11.3時間
経産婦 616 33歳7ヶ月 39週2日 3108g 6.3時間

6. 分娩様式

帝王切開は77例(全体の7.7%)でした。19%前後と報告される全国平均に比較して低率でした。
今後も医師、助産師、看護師が一丸となって自然な経膣分娩をめざしたいと思います。
そのうち予定帝王切開49例(全体の4.9%)の適応について表にしてみます。

  • 分娩様式
経膣分娩 931
予定帝王切開 49
緊急帝王切開 28
1008
  • 予定帝王切開適応
既往帝王切開 (帝王切開希望) 32
骨盤位 13
双胎 1
前置/低位胎盤 1
頸部筋腫合併 0
双角子宮 1
子宮筋腫核出術後 2
股関節手術後 0
軟産道強靭 0

予定(選択式)帝王切開の適応は既往帝王切開後の反復帝王切開が最も多く、ついで骨盤位(逆子)でした。また、症例により、小児科医とさらに麻酔科医と輸血の準備の上で行えた帝王切開もありました。
今後もクリニック一丸となり安全な分娩をめざしていきたいと思います。


7. VBAC(帝王切開後経膣分娩)

近年、既往帝王切開後の経膣分娩(一般にVBAC)は通常の経膣分娩に比較し、著明にハイリスクであり、時には母児の生命も脅かされるとの報告が多数され実施施設も急減しています。そのリスクは、前回皆様が母児のリスク回避のために帝王切開を選択された時以上にハイリスクともいえます。
そのためか、VBACにtryされる方の本年の比率は51.2%でした。
以上を十分ご理解いただいた上で、ご夫婦のご希望があればなるべく沿いたいと考えています。

  • VBAC グラフ1
  • 既往帝王切開後分娩(本年度)
 
VBAC 371 (51.2%)
予定帝王切開 353 (48.8%)
  • 既往帝王切開後分娩724例の転帰
分娩方法 転帰(結果)
予定帝王切開 353 (48.8%) 生児(健常児) 353
VBAC 371 (51.2%) 経膣分娩成功 358
緊急帝王切開 13 (3.5%)
子宮破裂 2(0.54%)
生児(健常児) 371

旧クリニック時代の平成12年から平成28年4月までの過去16年の統計も合わせて示します。
既往帝王切開後分娩は724例でVBACは371例(51.2%)です。
13症例(3.5%)で緊急帝王切開になりましたが358例で経膣分娩成功しました。
児は全例生児をかつ健常児をえました。子宮破裂は2例(0.54%)に発生しました。
2例とも幸い児分娩直後であったために児は無事でしたが、もし分娩早期に子宮破裂が発生していた場合、最悪、母児とも救命困難であったかもしれませんでした。
またそれ以外にもVBAC症例には産後弛緩出血や輸血症例などは認めました。
VBACとは数字のdata以上にハイリスクであることがご理解いただけると思います。

手術統計

  • 手術件数(流産手術、人工妊娠中絶除く) グラフ

手術件数は128件と昨年に比べさらに減少できました。主な原因は当院の低い帝王切開率がさらに昨年にくらべ24件減少し、なかでも緊急帝王切開を2.8%にまで減少できた結果と思います。これは開院以来の信条である産科・小児科・麻酔科医師、助産師、看護師が一丸となり安全かつ自然な経膣分娩の追求の結果と思っています。

  • 手術内容 表
  件数
帝王切開術 77
子宮頚管縫縮術 37
円錐切除 7
他婦人科手術
(流産手術および人工妊娠中絶は除く)
7
128

内容は当院の性格上、産科手術である帝王切開術や双胎症例など早産予防の子宮頚管縫縮術が60%です。

予定と緊急をあわせ77件の帝王切開は全分娩のわずか7.7%(全国平均は19%前後)でした。なかでも緊急帝王切開はわずか2.8%であり、開院以来、産科小児科医師、助産師、看護師が一丸となってめざす自然な経膣分娩へのこだわりの結果と思っています。
高度な体制が安全上必要な婦人科手術は、適切な時期に次に示します高次医療機関をご紹介しています。

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