予約予約のアイコン
診療時間診療時間のアイコン

2025年 医療実績

はじめに 箕面と北摂の皆様に感謝して新たな20年を

MLCは、育てていただいた箕面と北摂に感謝しながら、ぶれずに常に前に向かいたいと思っています。
そのためにも開院より毎年行っている医療実績公開の2025年度(2025年5月~2026年4月末)分を公開いたします。
2025年度の大きな変革は、産科外来をチーム医療の「 MLCみんなが主治医 みんなで主治医」体制にしました。診断能力の優れた複数医師の目でのチェックと節目以降の院長・副院長健診体制による安全性向上と待ち時間短縮という課題に大きく前進することができました。
無痛分娩では、加藤麻酔科部長と元国循パパ麻酔科医チームだから可能となる完全麻酔科医管理体制がさらに進化しました。それが、計画無痛分娩に加え、自然な陣痛開始を待つ陣発無痛分娩や当日希望無痛分娩にも対応した「MLCオーダーメイド無痛分娩」です。麻酔科チームの存在は、無痛分娩だけでなく、自然分娩や帝王切開を含めた分娩全体の安全が進化しました。今後も産科・麻酔科・小児科・助産師の一体のチーム医療を進化させています。

また、分娩よりも長い産前と産後期間の寄り添いも進化を続けています。専門医による胎児ドックや、拡充した助産師外来改め、サポートルームWith安心マタニティ相談Tsumuguで、多くの妊婦さんやご家族の不安や悩みに寄り添うことができました。さらに、公的産後ケア事業Nagomiも稼働し、産後のお母さんたちが安心して心身を整えることのできる場所としてさらに拡大する予定です。

婦人科では、婦人科特化したMLCかやの分院の女性医師診療体制がより充実しました。今後は土曜日診療も含め、さらに思春期から更年期まで幅広い世代の女性に寄り添う婦人科医療を目指します。

また、2026年10月開院向けて生殖医療(ART)部門の準備を進めています。妊娠を望む時期から妊娠・出産・育児、そしてその後の女性の健康までを一貫して支える体制づくりは、私たちが次の20年に向けて挑戦する大きなテーマの一つです。

そして、20周年記念事業として20年前に分娩していただいたママとお子さんをお招きする「Kizuna20」や地域のお子様と触れ合う「つながりフェス」も開催しました。そこで、改めて、私たちが関わらせていただいているのは「分娩」ではなく、「家族の歴史」であるということでした。この2つは毎年行う予定です。

次の20年、女性と子供のOneStopクリニックに向けて、1日1日を積み重ねていきたいと思います。

文責
理事長・院長 小西 光長

分娩統計

分娩数

2025年度は900分娩を提供できました。無痛分娩も2022年からの加藤部長による麻酔科チームの強いチームワークにより過去最多の方に提供できました。MLCはこの21年、箕面と共に歩んできましたが、これからも箕面の街に感謝しながら、「ひととひとのつながり」の医療で、皆さまの大切な家族史の1ページを大切に丁寧にお届けしたいと考えています。2026年秋オープン予定の(仮)MLC ARTクリニックで、新しい皆様との繋がりを楽しみしております。

分娩数

左右にスクロールしてご覧ください。

分娩数グラフ

居住地域

居住地域グラフ

箕面で、産婦人科だけの小さなクリニックとしてスタートして21年。常に温かさを大切にしながらの医療体制の充実を追い求めてきました。その結果、産科医・麻酔科医・小児科医はもちろん全職員が一体で向き合うMLC分娩に共感いただき、このグラフに示しますように箕面市以外の北摂エリア全域から来院していただいています。 箕面市は隣接する池田市・豊中市・吹田市・茨木市だけでなく、周辺都市や大阪市北部からも、分娩や入院が多い夜間ならば車で30分程度のことがほとんどです。北摂地区以外の遠方の方の不安には産前入院Early Stayや産後延長入院ロングステイで寄り添います。今後もMLCを育てていただいた箕面への感謝とともに北摂地域の方々に寄り添う分娩に専念したいと思います。

ご紹介患者数

MLCと信頼関係で結ばれた外来クリニックの先生方からのご紹介の患者様が増えています。分娩施設が減少していく中で、今後も箕面周辺都市の先生方とのクリニック連携を進めていきたいと思います。

分娩全体概要

左右にスクロールしてご覧ください。

2025年度(900件)
年齢 出産回数
(今回含む)
分娩週数 児の
出生体重
平均 32歳
6ヶ月
1.7 39週5日 3073g
最小 18歳 1 35週6日 1990g
最大 43歳 6 42週0日 4330g

初産婦と経産婦の比較

左右にスクロールしてご覧ください。

人数 年齢 分娩週数 平均体重 分娩所要時間
(経膣分娩のみ)
初産婦 451
50.1%
31歳2ヶ月 39週5日 3056g 11.4時間
(自然は10時間47分/無痛は11時間33分)
経産婦 449
49.9%
33歳7ヶ月 39週2日 3089g 5.8時間
(自然は5時間28分/無痛は5時間56分)

例年とほぼ同様の結果です。分娩所要時間も、一般的に無痛分娩では長くなると言われていますが、初妊婦さんや経産婦さんとも自然分娩と無痛分娩で大きな差は認められませんでした。今後も自然分娩では、助産師による自然分娩準備教室、無痛分娩では、MLC麻酔科医によるきめ細やかな疼痛管理と助産師による無痛分娩からだ作り教室で、自然・無痛共にリラックスできる分娩をさらに進めていきます。

分娩様式

帝王切開について

帝王切開は154例(全体の17.1%)でした。全国的なTOLACの減少もあり、予定の反復帝王切開が増えてはいますが、全国平均の23.0%(2023年厚労省)と比較して低率でした。これは、医師、助産師、看護師だけでなく、妊婦さんと立ち会うご家族が一丸となって経腟分娩を目指し緊急帝王切開をさけた結果です。今後も、MLCでは麻酔科医が安全と痛みへの不安に寄り添う帝王切開の術中術後管理を目指します。

無痛分娩について

詳しくはこちら

MLC無痛分娩と麻酔科体制の特色

  • 初産婦さんというだけでの枠制限や費用区別をしていません。
  • 硬膜外カテーテル挿入から分娩終了までの麻酔管理は完全に麻酔科医が行います。
  • 元国循のパパ麻酔科チームが、安全な365日無痛分娩の提供だけでなく、無痛分娩以外の方にも、母体の救命や緊急帝王切開なども担当します。

今後も、母児の安全を第一に考えられるご夫婦の熱い支持とご期待に添えるように頑張りたいと思います。

加藤部長だからこそ集結できた元国循のパパ麻酔科医で、MLC麻酔科チーム力は2022年度から格段に強化されました。彼らのプロゆえの情熱やその自信に裏づく温かな人柄は、妊婦さんはもとより、産科医・助産師にも安心を与えてくれました。その結果、多くの皆さまのご希望に安全かつ積極的に寄り添えるようになり、2025年度は485人の方に完全麻酔科医無痛(硬膜外カテーテル挿入から麻酔薬投与と麻酔管理を分娩終了まで全て麻酔科医が行う、安心安全の365日無痛分娩の提供)を提供できました。またMLC無痛のリピーターだけでなく、初産の時はMLCや他院で自然分娩の方にMLC無痛にきていただくことが増えてきました。2026年秋オープン予定のMLC ART(仮)によりさらに多くの方との出会いを楽しみにしています。

現在、箕面市・池田市・豊中市・吹田市・茨木市などの近郊だけでなく、大阪市や伊丹・川西・宝塚市からもいらしていただいています。これは分娩場所として安全を重視されるご夫婦の熱い支持によるもので、産科医・麻酔科医・小児科医ほかスタッフ一同も気を引き締めていきたいと考えています。 麻酔管理体制だけでないMLC無痛分娩の特徴は、完全麻酔科医による365日対応と希望計画無痛・陣発(じんぱつ)無痛・当日希望無痛という自由さとバリエーションの豊かさです。 さらに、特筆すべきは、このMLC麻酔科チームだからこそ可能となる初産婦さんに対して受け入れ枠制限も費用の区別もしていないため半数以上が初産婦さんですが、帝王切開への移行が極めて低いことです。このことはMLC麻酔科医と産科医と助産師の連携だけでなく、何よりMLCとMLC妊婦さんとのつながりの結果と考えています。

TOLAC(既往帝王切開後の経膣分娩トライアル)VBAC

現在、母児の安全を第一にするために、クリニックとして中止しています。

TOLAC 中止に関して