川崎病

●症状

  1. 数日間高い熱が続きます。
  2. 目が赤くなります。
  3. 頭くちびるが真っ赤になります。
  4. 舌が真っ赤になります。(イチゴ舌)。
  5. 首のリンパ節が腫れます。
  6. 手や足が真っ赤になります。
  7. BCGを接種したところが赤く腫れます。

はじめからこのような症状がそろっているとは限りません。
高い熱がではじめてから、日が経つにつれてこれらの症状がそろってきます。

●検査

川崎病は症状から診断します。川崎病の診断がついたら、心臓の血管に問題がないか心臓のエコー検査や心電図なども行います。
また、川崎病と同じような症状を起こす病気もあるので、血液検査などを行います。

●治療

川崎病の疑いを強ければ入院治療が必要です。
診断がついたら、心臓の血管が太くなるのを防ぐためにガンマグロブリンという血液製剤やステロイドなどの点滴や血が固まりにくくするお薬を飲むことになります。

●家庭で気をつけること

  • 1..高熱
    高い熱が続き機嫌も悪くなりますが、熱の経過をみるためにも解熱剤はあまりつかわないようにしてください。
  • 2.食べ物
    食欲がないのは仕方ありません。お子さんの好きなもので消化のよいものを与えてください。
  • 3.水分
    水分をじゅうぶんにとるように心がけてください。
  • 4.水分
    小さなお子さんは脱水になりやすいので、水分をしっかり与えてください。
  • 5.お風呂
    高い熱で機嫌が悪いときにはひかえてください。

●注意すること

川崎病は、全身の血管が炎症を起こす病気です。
心臓に血液を与える血管にも炎症が起きて、血管が太くなってしまうことがあります。それを防ぐためには、熱が出はじめて5日~7日に治療をはじめるのがよいと言われています。
症状がそろってくる場合には、早めに受診してください。

入院をしてきちんと治療すれば、ほとんど生命にさしさわりはありません。
しかし、心臓の血管が太くなることがあるので、退院後も引き続き検査が必要になります。